Sat, 2005-04-16

【特別企画?】今さらNY旅行記#2

今回のメインイベント

2日目は朝からいいお天気。爽やかそう。

この日はヤンキース対マリナーズのデーゲームを観戦。試合開始は13時だけど、ツアーなので10時半にヒルトンに集合である。朝食をすませてから散歩がてらぶらぶらとヒルトンまで歩いていくと…そこには大量に列をなす日本人が(笑)

なんといっても日本人在籍チーム同士が対戦する目玉カード、今年ニューヨークでこのカードがあるのはこの3連戦だけ(7月頃にいわゆる「サブウェイシリーズ」でメッツとの対戦もありますけどね)。というわけで、日本人が大挙して押し掛けていたらしい。同じツアーで参加している人だけでもバス4台(およそ160人!)。個々でチケットを取って見に行った人もいるでしょうから200人は余裕で越えるでしょうねぇ。

受付を済ませてバスに乗り込みヤンキースタジアムへ。40分ほどで到着。もう12時前頃だったので、そのまま球場内へ。

まずはヤンキースの永久欠番選手のプレートが飾られている「モニュメントパーク」へ。このパーク、言うなれば甲子園の昔の「ラッキーゾーン」みたいな位置にあります。すぐ入れるのかと思ったらなにやら柵が設置してあって、係のお姉ちゃんが「あっち!あっち!」とジェスチャーしてる。見ると行列が。あ、並ばないといけないのね、と列の後ろへ回ろうとしたのだが…これが長い長い(笑) つづら折りの通路(アナハイムもそうだったけど何故かアメリカのスタンド裏には階段がない。危険だから?)にずーっと列が続いていたのだった。並んでる間にオールスターの投票用紙を配りに来たのを眺めたりしながら、15分ほど待って「モニュメントパーク」へ。

ブルペンのすぐ横にあるモニュメントパークにはベーブ・ルースはじめヤンキースの過去の有名選手の背番号プレートが並び、奥にはブロンズの石碑がいくつか。選手の石碑に混じっていちばん奥に、同時テロ事件のことを記録する碑も建っていた。

モニュメントパークを出たあと外野フェンスから球場内を眺める。この部分はフェンスが透明になってるので、まるでグラウンドに下りたような感覚を味わえるのだ。グラウンドではマリナーズの選手が練習中。おお、長谷川いるやん、とか言いながら眺めてると、せ、選手がこっちに向かって歩いてくる! なんだなんだ! ファンサービスか!

…と思ったら、ブルペンに向かっていただけだった(笑)

さて見物はこれぐらいにしてスタンドへ。ヤンキースタジアムはほとんどの客席が内野側にあって、下からフィールドボックス、メザニン、ティアーと3階に分かれてるのだが、今回はそのティアー席。スタンド裏のつづら折り通路を上がって3階部分に出ると…、め、めっちゃ急やん! まるで、大阪ドームの外野スタンド上段のようだ。あれもたいがい急すぎて怖いねんけど…これもっと怖いよー。落ちないように注意しながら(本気でコケたらグランドまで落ちてしまいそうだった)階段を下りて、前から2列目の席へ。

この日は実は「Matsui Day」。入場した14歳以下の子供には松井の写真が入ったノートが配られていた。大人にはくれないはずなのだが、最初子供に配ってるとはわからず「なんかくれるみたいやでー」と寄っていくと、もらえてしまった(笑) 日本人やしとりあえず渡しとけと思われたのか、そんなにお子様に見えたのか…(笑) で、試合前には松井と「小学校で松井に野球を教えた人」が紹介され「今日松井がホームランを打ったら、スポンサーが100万円を寄付します!」とのこと。そんなに都合良く打つかなー、と思ったが、この日松井はちゃんとホームランを打った。

試合の経過については日本のMLBサイトの情報が詳しいので参照してもらうとして(手抜き)
松井はホームラン打つわ、イチローは連続ヒット記録を伸ばすわ、長谷川は登板するわで、日本人が多く来てるのを見越したサービスデーか?と思うような試合だった。

この日は気温30度。さんさんと日が照る3階席では日焼けを楽しむアメリカ人が続出する状態。前日が涼しかったので全然対策していなかった私、七分袖から出ていた手の部分だけが真っ黒に日焼けしてしまった(笑)。お昼代わりにホットドックを食べたあと、暑くて暑くて仕方がないのでついついフローズンレモネードを購入。

延長も13回に入ったところでマリナーズ打線が突如爆発、6点を取って勝敗が見えたところで、この時間なら近づけるかもと1階のフィールドボックス席へ。日本で言うならほとんど年間指定席になっちゃってるような部分ですな。行ってみると、グラウンドがとても近い。ファウルグラウンドがめっちゃ狭くて客席がせり出してるような感じ(メジャーの試合見てるとよくファウルを追った選手が客席に入っちゃうのはこのせいか)。うろうろしてる間に試合が終わってしまい、私らがいる三塁側ベンチに向かってマリナーズの選手が戻ってくる…おお、イチローをこんな間近で見たなんて日本でもないよ! ちょっと感動したねぇ。

というわけですっかり満足してバスに乗り、マンハッタンへと戻っていったのでした。

ボストンファン

ヤンキースファンはなんでもボストンレッドソックスをめちゃめちゃ毛嫌いしているらしい。なんでか、とかそういうのは良く知らないのですが、他球場の途中経過が流されるときもボストンが負けていると拍手にやんやの喝采、口笛である。日本でも巨人の負けに手を叩くのはアンチ巨人の基本ですけど、その比じゃないですよ。

しかし、その日の試合終了後スタンド裏を歩いていると、球場内に何故かこの日のカードに関係ないはずの「BOSTON」のロゴ入りユニホームを着た人が! しかも堂々と胸はって歩いてるもんだから、彼を見つけたヤンキースファンは罵声はあびせるわ追っかけていかんばかりの勢いだった。彼はいったい何を考えてあのユニホームを着て来たのであろうか…。

アメリカ人の観戦態度

はっきり言って、どこの国も変わらんなぁと(笑) 鳴り物とかメガホンはないのでその分静かなんだけども、ヤジ(多分。内容はわからんかったけど)はとばすわ、ゲーム進行中にウェーブするわ(しかも途中でとぎれるとめっちゃブーイングである) あと暑いせいかスタンドで半裸になってる人多し!

選手の背番号入りユニホームやTシャツを着ているのも同じ。野球好きはどこも同じなのね。

球場の食べ物

定番はホットドックでしょう。なんだけども、ひとくちにホットドックと言っても売っている場所によって微妙に違いがあって「Itarian」と書いてあったり「Beef Hotdog」となっていたり。味が違ったのかなぁ。私は「Beef」のを頼んでみた。お湯で温めた直径3センチぐらいあろうかというソーセージをパンに挟んでくれる。ホットドック、たまに大食い大会とかでつぶして食べてるのを見かけるのですが、パンがすっっごく柔らかいからできるんだと今回気づきましたねぇ。ほんと柔らかい。あとは自分でケチャップとマスタードをかけて頂きます。シンプルなのに何故かうまい。

あとはポテトとか巨大プレッツェル(マンハッタンの屋台で売ってるのと同じですな)とか…ヤンキースタジアムは持ち込み禁止で、入り口で注意されるので大きな袋とかは持ってこないようにと事前に注意された(テロ対策もあるかも)。なので、飲み物食べ物は中で調達しないといけないんだけど、水が4ドルってのは高いよ…(笑)

気になったけど飲めなかったのがフレッシュレモネード。レモンを半分に割ってその場でスクイーズして、上から炭酸水(? 多分)をどぼぼと注いでくれる。しかも絞ったレモンの皮、カップの中に入ってるし(笑) 暑いときにはよさげなドリンクだねぇ。

Posted by osa at April 16, 2005 10:17 AM
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